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【マザーテレサ】

僭越ながら 私なりに感じているところを 書かせて頂きます

人という字は 棒と棒が寄り添って 字が構成されています

その接点は 信頼とか愛情か何かなんでしょう

人はそれぞれに 考え方や生き方が違います

でも 人は人とかかわり合いをもって 生きています

それが家族であり 友人・知己であり 同胞であります

ある人にとっては そのかかわり合いが

喜びであり 励みであり 幸福感であったりしますが

ある人にとっては それが

負担や重荷・苦痛だったりします

 

マザーテレサがこんな事を言っていました

『この世に不幸なことは お金が無い事です 病気をしている事です

でも もっと不幸で悲しい事は 誰も自分を必要としてくれない

誰も自分に見向きもしない 自分の存在が無視される事です』

こういう意味合いの言葉を 聞いたことがあります

一人ぼっちって 寂しいです

家族・友人・社会から見放されたり

敢えて自分から見切りをつけたりで

誰の寄る辺も無く ひっそりと生きていく方の心境は

いかばかりかと思います

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【生前見積り】

ご自身の心構えとして その時がきたら

いか程のものなのかと 今からひとつ承知して

おきたい とするものです

 

大変尊い お心構えであると思います

私共はその時がきたら 慎んでお片付けをさせて頂きます

 

以前  70才のご婦人から お声がけがありました

ご自身は一人暮しで身寄りもなく

何か 持病をかかえて いらっしゃるようです

 

お言葉に

「来月検査入院で出掛けます

すると  私はもう帰って来られないと思って

生前見積りをお願いしました

仕事にならなくて すみません」

とおっしゃっておりました

 

私は承知いたしました お見積りをさせて頂きます

と言って算出させて頂きましたけれど

それは さておきお話しをさせて頂きました

 

「どうぞ検査入院をお済しになられたなら

どうぞここにお帰りになって下さい

そしてここにある 家財を駆使して

またお使いになってご生活下さい

どうか一日でも一日でも長く生きてて下さい

これから先の事を憂(うれ)い算段をとるということは

大変 ご立派なお考えでございますね」

…と申し上げました

 

そして1ヶ月後そろそろ検査入院をする頃に

激励のお電話を差し上げましたら

「あら あなた覚えていてくれたの? うれしい」

とおっしゃっていただきました

 

それから 2年過ぎております

あのご婦人からは何のご連絡もありません

きっとお元気でお過ごしの事と思っております

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【挿入小話し 旅立ちのプロセスと家族の想い】

 旅立ちを開始して ひたすら極楽浄土を目指して

歩かれているとき  ふと足をとめて

現世を振りかえるんじゃないかと思います

 

それが百ケ日だったり一周忌、三回忌、七回忌

十三、十七、二十三、二十七回忌等の節目に

ふり返ると思うんです

 

だからこそ

 

今上に残る ご家族様は せめて せめて

そういう節目に お灯明をともして 手を合わせて

思いを馳せる事を するべきだと思います

 

「あなたがいなくなってもう何年も立ってしまいました、

寂しいですけと こちらは何とか皆んな

元気でやってます  ご安心下さい」

 

と言ってあげると 故人様は

 

 「そうか 先に旅立って申し訳ない

みんな元気でやってて下さい」と

 

安心して また 目線を 極楽浄土へ向けて

歩まれるんじゃないでしょうか

 

だからこそ振り返った時に ご家族様が

知いらないなんて そっぽを向いて なんの供養も

していなければ さぞかし がっかりとされるんじゃ

ないでしょうか

 

そして33回忌になったら極楽浄土へ到達します

すると現世は忘却の彼方にいくんだなと

私は 勝手ながら思っております

 

私、また個人的なことですが、 父が66才で他界しました

私 それ以来 あの世に行くのがこわくなく

さびしくも なくなりました 

 

私は父さんがなくなってから こうだった ああだった

と両手いっぱい その後の話しをたずさえて

父さんに会いたい と思っています

父さんに会えると思うと うれしいです

 

おっとすみません 余計な話しをしてしまいました

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【入小話し 人間死んだらどこへ行く】

人間亡くなると そのあと どこへ行っちゃうのかな?

と 不思議に思えませんか?

 

これは確証がある わけではありませんが

推論でありますが 蛇足で申し上げたいと思います

 

仏教思想から出た観念でありますが

人間 亡くなると 天国に行くまでの間

まず 心準備をする為の修業を積むといわれます

 

49日あたりで 用意が整い 屋棟を離れて

旅立ちをいたします

 

それまでは お家にいらっしゃるんですね

そして いよいよ旅立ちです

 

よく ご葬儀を出された際 棺の中に

白装束で故人様が横たわります

その時に 旅立ちの衣装が整えられます

 

そこには つえや たびや 脚絆や手甲(てっこう)や

六文銭を模したものなどを添えられます

 

これは長い旅路に出立されるにあたっての

準備を整えた ということでございます

 

人は亡くなると 49日間は まだ旅立ちません

心準備をする為に 別の言い方をすれば

極楽浄土に行く為の前段階として修業を積んでいらっしゃいます

 

そして 49日をもって屋棟を離れて昇天すると

言われています  それからは ただ ただ

歩きつづけて行かれます

 

つえんぼがすり切れるまで わらじがすり減るまで

長い旅立ちをされます

 

最終回忌といわれるのが33回忌とまあ

いわれますけれど ご家族様にとっては

33年だろうが 50年だろうが ずうっと

思い描いていらっしゃいます 

 

そこで私 勝手ながら思うことがございます

なんの根拠もないですが…

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【挿入エピソード へその緒】

親って そうなんですよね いつになっても子供の為にと

一生懸命なんですよね

 

そういえば「へその緒」なんて お持ちに

なっていらっしゃいます?

 

綿にくるんで桐の箱に入れて子供に託す

お前が大病したら これを煎じて飲めば治るよ

なんて 親が子に託しますよね

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