タグ別アーカイブ: 遺品整理

遺品整理ご依頼者

Q.ご依頼はどのような方からが多いのでしょうか。

 

まず 故人様と同居していたご遺族様からのご依頼

故人様とは別居していて たまにしか訪ねられなかったご遺族からのご依頼

ご家族とは疎遠状態にあり 独居で他との交流を断っていた人に対して

知人・縁者がご依頼してくる場合もあります

それぞれに さまざまな思いを抱いて 戸惑いながら依頼されてくる方もいらっしゃいます

私共は どのような方のご依頼でも お一人お一人のお力になり

お役に立つようにと 心を込めて お手伝いをさせて頂いています

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終(つい)の風景

Q.単に物を整理するということではないのですね。

 

遺品整理という作業は実に奥が深く それぞれにドラマがあります

それは物に 人の心・想いが反映しているからなんですね

ですから 手前味噌ですが この仕事には 感動・達成感・充実感があります

「 人の人生は 棺をおおいて 事(こと)定まる 」という言葉があります

その人の生き方の一生の答えが 出るというものです

この仕事は “ 終(つい)の風景 ” のお片付けで

部屋を整理するだけでなく その方のお気持ちもお手伝いであると思っています

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新たな生活のスタート

Q.確かに故人様が使われていたお部屋を見せるということは

  その方の生き方すべてを見せるということにつながりますね。

 

最近テレビドラマなどで 遺品整理業を題材にしたものがあり

その中では 個人のプライバシーにまで 踏み込んで

いろいろな作業をしている場面があります

でもそれはあくまでも ドラマの中のことで

私共は 故人様のプライバシーを尊重し 作業をしています

ご遺品の整理に対する クリーンライフの思いは

お部屋の片付けを きちんとすることはもちろんですが

ご遺族様が 新たな生活のスタートを切れるように

少しでも元気になれるように

明日への力強い一歩を 踏み出すことができますように ということです

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にぎやかなお部屋

私共の会社でお客様にお配りしている「メモリアルスタイルマガジン」第2号で、遺品整理について特集しました。その中に掲載したQ&Aをこれから紹介していきたいと思います。

 

Q.ご遺品の整理を担当し、いろいろなご遺族様のところに伺っていると思いますが、印象に残ったことはありますか。

 

人は生きている限り その身辺には 物があるれています

その方にとっては 一つ一つ「思い入れ」があるものがほとんど

どれもこれも 愛着ひとしおのものばかりで

今は使わなくても 後で使う時が来るんだ

必要ないけれど 記念にとっておこうと

私たちは そういうものに囲まれて 日々生活をしているんですね

亡くなる時を知り 遺された方を思うと 大切なことなのですが

なかなかできることではありません

 

一人で暮らしていた親御様が亡くなられ

お嬢様の依頼で 見積もりに伺ったことがあります

私がお尋ねした時 お嬢様が

「恥ずかしいです お見せしたくないです」とまずおっしゃいました

俗に ゴミ屋敷とか 難攻不落の城とか言われるのではないか

というくらい ものであふれかえっていました

そこで私は

「 にぎやかなお部屋ですね でもいいじゃないですか

親御様は 「ただいま」 と帰って来られた時

これらの家財に囲まれて 『ああ やれやれ』 と

ほっとされていたんじゃないですか?

いえ きっと ほっとされるお部屋だったはずです 」

と お話ししました

お嬢様は

「 そう言っていただいて 安心しました 」

と 言ってくださいました

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日溜まり

先日、とある東京都内、遺品整理の見積りにお伺いしました。

お一人暮らしのお母様を亡くされ、埼玉に住む娘様が二日前に来て 部屋を整理しているとのことでした。

部屋に入るとたくさんの袋詰めされたご遺品の数々。

物静かで優しい話し方をする娘様。

二日間お一人で静かにお母様と向き合う心中はいかばかりかと拝察いたします。

少々お疲れ顔でございました。

これだけのご遺品を片付けるのに物音もすることでしょう。

隣家より「うるさい!」とお叱りを受けたそうで。

そのせいなのか、昼間から雨戸が締め切りでした。

出来るだけ音がもれないようにと配慮しているようでした。

建物の壁が薄いのか、隣の音もよく聞こえました。

私達も声をひそめて見積もりを致しました。

ご遺品を運び出す際は、できるだけ隣家の方にご迷惑のかからないよう、十分気を配ることをお伝え致しました。

30分くらいお話しさせていただきました。

最後に「今日帰ります。」とおっしゃった娘様のお顔には、ほんの少し笑顔が見受けられました。

そして私どもの車を 見えなくなるまで見送って下さいました。

遺品整理当日、良いお天気に恵まれました。

当日も雨戸を閉めたまま 静かにご遺品を運び出した後、最後に雨戸を開けると 陽の光が差し込みました。

この日溜まりをしばらく眺めておりました。

この日も故人様、ご依頼人様のお心が晴れて一安心されるのであるならば、人様のお役に立つ事が出来て、これも仕事冥利に尽きるというものでございます。

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