【入小話し 人間死んだらどこへ行く】

人間亡くなると そのあと どこへ行っちゃうのかな?

と 不思議に思えませんか?

 

これは確証がある わけではありませんが

推論でありますが 蛇足で申し上げたいと思います

 

仏教思想から出た観念でありますが

人間 亡くなると 天国に行くまでの間

まず 心準備をする為の修業を積むといわれます

 

49日あたりで 用意が整い 屋棟を離れて

旅立ちをいたします

 

それまでは お家にいらっしゃるんですね

そして いよいよ旅立ちです

 

よく ご葬儀を出された際 棺の中に

白装束で故人様が横たわります

その時に 旅立ちの衣装が整えられます

 

そこには つえや たびや 脚絆や手甲(てっこう)や

六文銭を模したものなどを添えられます

 

これは長い旅路に出立されるにあたっての

準備を整えた ということでございます

 

人は亡くなると 49日間は まだ旅立ちません

心準備をする為に 別の言い方をすれば

極楽浄土に行く為の前段階として修業を積んでいらっしゃいます

 

そして 49日をもって屋棟を離れて昇天すると

言われています  それからは ただ ただ

歩きつづけて行かれます

 

つえんぼがすり切れるまで わらじがすり減るまで

長い旅立ちをされます

 

最終回忌といわれるのが33回忌とまあ

いわれますけれど ご家族様にとっては

33年だろうが 50年だろうが ずうっと

思い描いていらっしゃいます 

 

そこで私 勝手ながら思うことがございます

なんの根拠もないですが…

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